こんな人はミスが多くなる!ミスを減らすために気をつけたいこと
サラリーマンとして仕事を上手くこなしていく上で大切にしたいことはケアレスミスを無くすことです。
その理由は、多くの企業において人事評価をする際にその人の日頃のミスの多さに重きを置いている場合が多いためです。
どうしてそこまでミスを探すことに必死になるのか考えて見たのですが、部下のミスは上司の評価も下げる可能性があるからとか
人事評価においてミスに大きな比重を置く会社では、部下のミスをしっかり指摘できるミスが少ない人材を出世させたいためなのかなと思っています。
もちろんミスを繰り返すようであれば、責任の重い仕事は任せられないので指摘することも大事だとは思います。
しかし、過剰にミスを指摘してくる企業では、失敗を伴うような新しいチャレンジをすることを避けてしまう従業員が増えてしまいますので、非常に残念な思いもあるわけですが・・・。
かくいう私の所属する会社においても、従業員のミスはかなり見られていますし、ミスを発見した際には鬼の首でも刈ったかのように指摘されていました。
念のために言っておきますが、愚痴ではないですよ笑
いずれにしても、多くの企業において出世を考えるのであればミスは最小限にしておきたいものですね。
また独立する場合においても、ミスは収入に直結するので特に注意が必要です!
今回の記事では、ミスが多いなーと自分で思う方のために、どうしてミスが起きてしまうのかまたその対策について書きたいと思います。
目次
ミスが多い人とは?
ミスが多いとはどういう人のことを指すのでしょうか?
ミスとは言ってもちょっとしたケアレスミスから多額の損害を被るような大きなミスまで様々です。
多額の損害を出すようなミスとしては、2005年に起きたジェイコム株の大量誤発注が有名ですが、金額の大きな仕事を任されている上では特に責任は大きくなってきます。
そのため、ケアレスミスであってもこれが続くような社員は上層部からすると信用のおけないやつというレッテルを貼られてしまい、大きな仕事を任せる=出世させられないなという判断になるわけですね。
書類の記入ミスや記入漏れなどのケアレスミス
これは新入社員時代によくやらかしてしまうミスですが、社内の提出書類における記入ミスや記入漏れです。
新入社員時代には不慣れであったり、しっかりと記入方法を教えてもらっていなかったりといった理由もありますが、
入社後1年以上経ってもこのようなミスを引き起こしてしまうこともあります。
よく起きるケアレスミス一覧
・印鑑の押し忘れ
・日付記入ミス、記入漏れ
・添付資料付け忘れ
・コピペによる記入ミス
・金額等の計算ミス
etc...
ちなみに僕もよく印鑑押し忘れが発生します・・・反省
こんな書類提出する意味あんのかよ、と思うような提出書類がある場合は上司による部下のミスの多さチェック道具なのかもしれませんね笑
詰めが甘い
途中まで順調に仕事が進むのに最後の最後に「詰めが甘い!」と言われることがありますよね?
せっかく高評価をもらえるであろう場面で最後の最後にミスを犯すことで、余計に相手の信頼を損なってしまう可能性があるため、注意が必要です。
お客さんとの商談で、とんとん拍子に商品購入の話が進んだのに、いざ納品の際に発注手配を忘れていた・・・
準備周到に仕事の準備をしていたが、いざ提案しようとしたときにはすでに期限が過ぎていた・・・
などなど。
大きめの仕事で途中経過を上司に話しながら進めていることも多く、最後の詰めが甘かった時には大きく信頼を失う危険性が高いですね。
お前は詰めが甘いななどと言われたことがある方は注意が必要です。
僕自身、入社1年目は詰めが甘いとよく言われたものです笑
顧客への説明不足、説明漏れ
商品の値上げの案内や商品の着日の案内、アポイントを取るなどといった顧客に対する説明が必要な場面では、お互いの認識の違いも発生しやすいため、注意が必要です。
値上げの案内の際にいつから値上げをするのかを説明し忘れていたり、商品の着日が変更したことを伝え忘れていたり・・・
顧客への説明不足や説明漏れは顧客の信頼を大きく損なうことになり、その後の仕事がやりづらくなってしまいますし、もちろん上司からの評価もガタ落ちです。
僕も先日、値上げ絡みの案件ですったもんだしました泣
ミスを引き起こす原因
これらのミスには原因があります。
その原因をしっかりと理解することが、ミスを減らす上では重要です。
ここではミスを引き起こす原因をご説明していきます。
人は1つのことにしか集中できない
”仕事ができる人はマルチタスクができる人”などと言われることがありますが、人は1つのことにしか集中できません。
このことを証明する研究として、ハーバード大学が発表した研究があります。
この実験は、4人の黒いTシャツを着た人と4人の白いTシャツを着た人がボールのパスを回し合います。
このうち白いTシャツの人が何回パスを回したかを数えるというものです。
YouTubeに動画がありますので、まずはこれを見てみてください。
続きは動画を見てから読んでくださいね。
動画を見ましたか?
いかがでしたか?
ゴリラは見えましたか?
人間の集中力というのは1点に向いてしまう、特に何かに集中している際にはこれが顕著で自分の意識がもっとも向かっている方向に集中力が持って行かれてしまうのです。
すなわち、何か重要な仕事をしている途中で他の細かい仕事を振られたり、思い出したりしてそっちの仕事を片付けようなどとすると、
重要な仕事に集中力が使われているため、細かい仕事にケアレスミスが発生してしまったりするわけです。
また、「早く仕事を終わらせないと!」と考えている時にも早く仕事を終わらせるという考えに集中力を使われてしまってケアレスミスが起きてしまうなんていうこともあります。
その他にもケアレスミスを誘発する物事の例はたくさんあります・・・
・上司からの指摘が不安
・スマホゲームに依存してる
・SNSに依存している
・子供や奥さんの心配
・将来の不安
・経済的不安
etc...
この中でも僕は経済的不安はかなりケアレスミスを誘発すると考えています。
経済的不安を抱えている人は顔が老けて見られやすいという研究結果があり、人間に与えるストレスで最も大きなストレスは経済的ストレスだとも言われています。
この経済的不安が人間の集中力を大きく奪ってしまうという考え方はすごく納得がいきます。
私自身、莫大な借金+現金預金数千円になった際には仕事に集中できず、それどころか鬱寸前にまでなっていました(集中力の欠如を超えているかもしれませんが笑)。
睡眠不足やストレス、疲れ
睡眠不足やストレスは人の集中力を奪います。
オールをした次の日に、頭がボーッとしてどんなことにも集中できないと言った経験はほとんどの方が経験したことがあるでしょう。
こういった一時的な睡眠不足が集中力を妨げる原因になることは想像しやすいですが、慢性的な睡眠不足による集中力の低下にも気を配る必要があります。
僕の場合、6時間以上睡眠がとれないと次の日のパフォーマンスに影響するので、6時間以上は睡眠時間をとるように心がけています。
ADHD
あまりにミスが多い人はADHDの可能性もあります。
これは原因がわかっていない脳の疾患ですが、先天的なものがほとんどと考えられます。
子供のADHDでは、授業中などにも落ち着きがないといった症状を示したり、ひどい場合には立ち上がってしまったりといった症状がみられます。
ADHDは大人になると治ることも多いですが、近年では大人のADHDも注目されており、何かをする際にもそわそわしていたり、衝動買いをしてしまう、ケアレスミスが多いといった症状が知られています。
僕もADHDじゃないかと真剣に悩んだこともあります。
ミスを減らすための対策
ケアレスミスの原因がある程度掴めたところで、できる限りミスを減らすための対策をご紹介していきます。
僕自身役に立っている対処法ですので、みなさんもぜひ参考にしてみてください。
ダブルチェック
ケアレスミスは、集中力が途切れていたり、早く仕事を終わらせようとしている時に起きますので、一度作成した書類やメールは提出する前にもう一度内容を確認することをおすすめします。
また、ダブルチェックは少し時間を置いてから実践することをおすすめします。
作成後すぐにチェックをすると、結局急いでチェックするために細かいところまでチェックすることなく、大丈夫!と思い込んでしまうことがあるからです。
僕自身、ダブルチェックを急いで結局ミスが起きてしまったなんてことは結構ありました。
なので、ダブルチェックは時間をおいてからすることをおすすめします。
それでもどうしてもミスが減らないようであれば、恥ずかしがらず同僚や後輩にダブルチェックしてもらってもいいと思います。
上司から指摘が増えるとさらに心配が増して集中力が落ちたり、自信を失ってしまいますからね。
重要な仕事に絞ってみる
仕事を頑張っている人は特に、いろんな細かい仕事(最重要ではないが、自分のスキルアップや新規開拓の可能性のある仕事など)にもあれこれ手をつけようとしてしまいます。
そうすると、重要な仕事に使う集中力が使われてしまうため、重要な場面でのミスも発生しやすくなってしまいます。
なのでミスが多いと自覚しているのであれば、ミスがほぼ0になるまで最重要の仕事以外には手を出さないようにしてみるのも一つの手だと思います。
これでミスが減れば上司からの信頼も得られますし、なによりも自信がつきます。
上司からの指摘の不安を無くし、自身を持った上でどんどんチャレンジしていけば、高い集中力を持って新しいことに挑戦することができ、スキルも大きく伸ばせると思います。
あまり深刻に考えすぎない
何かミスを犯してしまった際には、塞ぎこまにようにしましょう。
僕の会社で、あまりに人の目を気にする後輩A(直属ではない)がいました。
後輩Aの上司はミスをよく指摘する方で、そのせいもあってか後輩Aは人の目、特にミスを指摘されるのではないかという不安をかなり抱え込んでいました。
その結果、余計に集中力が落ちてしまい失敗を繰り返すようになり、最終的には会社を辞めてしまいました。
ミスを指摘されることは仕方がありません。指摘されないと治らないと上司も考えるからです。
だからといって過剰に指摘を怖がっていると、不安が不安を呼び、その不安が集中力を下げ、その結果さらにミスが増えるという負のループになってしまいます。
指摘を無視するのは良くないと思いますが、あまり深く考え込まないことが吉です。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?
ミスをなくすということは、相手の信頼を得たり、自身に繋がったりと仕事をする上でとても重要なことです。
ミスを減らすことで、上司からの指摘がなくなったり、顧客からのクレームがなくなったりと仕事上のストレスも無くすこともできます。
自分がなぜミスが多いのか、原因をしっかり見つめなおし、対策を考えた上で日々の仕事に役立てたいですね。
それではみなさま良いビジネスライフをお過ごしください!
ではまた!