ポンサラBLOG

人生前向きに頑張る社会人の役に立つ情報を発信します。

【仕事術】優先順位付けに役立つ方法とツール

新社会人の皆さんは特に仕事の優先順位付けが大切というアドバイスをよく聞くことになると思います。

 

私自身、入社一年目の際には「仕事の優先順位をつけろ」と口すっぱく指摘されていたことを覚えています。

 

仕事に優先順位をつけろと言われてもどうすればいいかわからないという方も多いと思いますので、今回は仕事の優先順位付けに役に立つ方法を解説していきたいと思います。

 

↓動画でも解説しています。

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目次

 

 

 

仕事の優先順位付けの重要性

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まず、仕事に優先順位をつけるにはどうして大切なのかをお話しします。

 

私たちが仕事をする上で、一つの仕事を黙々と続けるということはほとんどないと思います。(中にはありますが少数派です)

 

つまり、一つの作業をしているところに上司からの別の仕事の依頼があったり、お客さんからの急な依頼が入ったり・・・その都度仕事が次々と入っている環境で仕事をしているということです。

 

このような仕事を取り巻く環境では、同時に仕事のすべてをこなさないといけないことになります。

 

マルチタスクがもてはやされていたのはこのためで、同時に複数の仕事をこなす人材は優秀であるとされてきたわけです。

 

しかし、生物の遺伝子というのは本来目の前の一つの作業をこなすようにしかプログラムされていません。

 

二つのことを同時にやろうとすると、どうしても片方がおろそかになってしまったり、両方おろそかになってしまったり、まさに二兎を追うもの一兎をも得ず です。

 

仕事においても同じようなことが起きていて、複数の仕事が同時に降ってくると頭の中はパニック状態となり、ミスも発生しやすくなりますし、重要な仕事を忘れる可能性も高まります。

 

何より当事者である自分がしんどい思いをすることになります。

 

ここで重要になってくるのが仕事の優先順位付けです。

 

 

仕事の優先順位付けに役立つ方法とは?

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それではここから仕事の優先順位を付けるための方法について話していきます。

 

優先順位付けに不適切な方法の例

まずは優先順位付けが苦手な人が多くやっていることからお話ししていきます。

 

よく見かけるのが、パソコンなどに付箋でやることを貼っている人です。

 

この方法だと全てのタスクが同じ優先順位となってしまいます。付箋の色を変えるなどの工夫も可能ですが、仕事が溜まってくるとパソコンをパッと見た時に付箋まみれで絶望します。

 

すぐにやめましょう。

 

今回おすすめする方法はiPhoneに入っているアプリ「リマインダー」を使って優先順位の高い順に年間の予定を入れてしまうというものです。

 

その方法について、①長期的にやらないといけない仕事、②期限のある仕事、③緊急の仕事という3種類の仕事を例にご説明していきます。

 

①長期的にやらないといけない仕事

長期的に取り組まないといけない仕事、すぐにしなくても良いけど重要な仕事ってありますよね?

 

例えば自分の得意先での売り上げを昨対110%に伸ばすといった長期的に重要な仕事はいつまでに何をしなければいけないかが曖昧になります。

 

こういう仕事はどうしても後回しになってしまい、気付いたら1年が終わりかけている・・・なんてことにもなりかねません。

 

そこでまずしなければならないのが仕事の細分化です。

 

例えば、12月までにA社の売上を昨対110%にするという目標があったとします。この目標を達成するためには、

 

①6月までに自社商品導入率を20%上げる必要がある

②5月までに自社商品導入商談をする

③4月までに提案書を作る

④3月までに値引きに関する稟議書を書く

 

などといったしなければならないことがあらかじめ予測できます。これをリマインダーアプリの年間の予定に記載していきます。

 

2月10日 A社商品導入値引き稟議書作成

3月10日 A社商品導入提案書作成

3月31日 A社アポ

4月15日 A社商品導入商談(アポ取り後)

5月15日 A社自社商品導入(商談成立後)

 

このように、あらかじめスケジュールが決まっていれば、一つ一つのタスクを忘れることもありませんよね?

 

このように長期的で優先順位の高い仕事は、タスクの内容を細分化し、まず初めに予定を組み入れていきます

 

②期限のある仕事

期限のある仕事は優先順位が高いことが多いと思います。これに関しても長期的な仕事と同様に逆算して予定を決めてしまいましょう。

 

例えば、得意先から7月末に新しい機械を導入しようと思いますが、どこの商品を導入するか検討中です。」という話があったとします。

 

この案件のゴールは「自社商品を買ってもらうこと」です。そのためにいつ何をしなければいけないかを考えてリマインダーに記録します。

 

この得意先は商品選定に1ヶ月以上かかるとすると、

 

①6月末までには見積を出す

②6月23日までに見積書作成開始

③5月20日までに値引稟議書作成

 

というようなタスクが浮かんできます。

 

そこでリマインダーアプリに予定を記載していきます。

 

6月20日 A社見積作成

5月20日 値引稟議書作成

 

このように予定を細かい行動(タスク)にまで細分化し、予定をリマインダーに入力できていれば、忘れるリスク、遅れるリスク、急いでミスが発生するリスクも無くなり、心に余裕ができます

 

そして、リマインダーはなんといっても待ち受け画面にてリマインドしてくれるので、自身の優秀な秘書として役立ってくれます!

 

③緊急の仕事

世のサラリーマンはこの「緊急の仕事」に忙殺されていると思います。

 

そしてこの「緊急の仕事」、重要でない「クソ仕事」であることが多いのが現実です。笑

 

サラリーマンである以上、お客さんや上司の指示・依頼であれば「クソ仕事」であっても緊急の要件であればこなさないといけないのも事実・・・。

 

上記のような中長期的な行動プランがある中で、イレギュラーの仕事が次々と降ってきますが、 これらを整理できないと頭の中がパンクしてしまい、中長期的なタスクを一つ忘れてしまったり、ミスも発生しやすくなってしまいます。

 

そこで緊急の仕事に関しても①や②と同様にリマインダーに予定を記載してしまいましょう。

 

①や②と違う点は、一旦今日の仕事として割り振るというところです。

 

今日できる仕事は今日してしまって、後の重要な仕事に集中するための余裕をつくるということがポイントです。

 

このようにすると、今日の仕事が溜まってくるので、自分の中で「これは来週でも間に合う」とか「明日の12時までは出さないといけない」など仕事を日にちごとに割り振って行きます。

 

この作業に慣れると仕事の渋滞はかなり抑えられます。

 

以上の3点を抑えてリマインダーに予定を記載してけば、上司も気づいていないような長期的で重要な仕事はしっかりと抑えつつ、急に頼まれた無茶振りの仕事も忘れず余裕を持って行動できます。

 

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

今回は、仕事の優先順位付けが苦手もしくはどうすればいいかよくわからないという方のための方法をご紹介しました。

 

最後に皆さんお気づきかもしれませんが、仕事を割り振る際にはその仕事をやり遂げるのに自分がどれくらい時間がかかるのかも把握しておかなければなりません。

 

普段からなにか作業をする際はどれくらいの時間がかかるか意識して取り組むことも、仕事の優先順位付けには重要なので、その点も意識しておくことをおすすめします。

 

この記事が、みなさんの仕事の効率化にお役に立てることを願っています。

 

それではまた!

 

 

【敵意帰属バイアス】なぜか何気ない質問に切れてしまう現象

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今回は、つい最近会社で体験して感じたことについてみなさんにシェアしようと思います。

 

どんな組織にも起こり得る現象なので、ぜひ一読して頂いて、ご自身もしくは周りの人がこの心理状況に陥っていないか確認してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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私の体験

私が所属する会社で3年前に発売した商品Aがあるのですが、これが会社として最も売っていかないといけない商品として設定されました。

 

ちなみに私の会社ではこの商品Aと同じ用途の商品が複数あるのですが、発売当時はその他の商品を差し置いてもこの商品Aを売りなさいというながれでした。

 

トップダウンの会社なので、もちろん全営業マン全力投球で販売しまくりました・・・が、これが全然売れなかった。

 

かなり販促費もかけて他の商品を犠牲にまでしたのに売れなかった。

 

一方で、同じ時期にほとんど何もしなくても爆発的に売れた商品もありました。

 

そこで私は思いました。 どのような理由でこの商品を作ったのだろう?と。

 

 

商品発売の動機

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商品を生み出す理由としては、 以下の2つが主軸にあると思います。

 

①お客さんのニーズを捉えて満足を与える(価格面、使いやすさ、新しい機能)

②会社の利益面や売上の改善を目的に発売(株主へ利益還元も当然ここに含まれる)

 

これらのどちらを目的としてこの商品Aを発売したのかと思ったわけです。

 

売れないまま3年経ったある日、商品開発部からメールが届きました。

 

「商品Aのパッケージをリニューアルします。」

 

営業マンからは当然ブーイングの嵐でしたけども上層部は売れ!売れ!売れ!の一点張りでした。

 

このとき思ったのですが、 この商品Aがお客さんのニーズに合わせて作ったのであれば、自然と売れているはずです。

 

冒頭で紹介した同時期に発売した別の商品は爆発的に売れたというのがそのことの証明になるのではないでしょうか。

 

売れないのであれば、それは市場のニーズにあっていなかったというわけです。

 

他方、自社利益拡大のためであって、必ずしも市場のニーズに合っていなくてもいいという考え方も苦しいながらもできそうですが、自社のメリットのために作っているのであれば、3年間も本気を出してもほとんど売れていないわけですから、その商品に注力するのはやめて他の商品に力を注ぐべきだと考えました。

 

 

敵意帰属バイアス

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私は上司に聞いてみました。

 

この商品をそこまで力を入れて売るのはなぜでしょう?

 

すると、上司は半ば切れ気味に「つべこべ言わずに売れ、この商品が売れなかったらボーナスがなくなるぞ」と

 

答えになっていないですよね。

 

おそらく上司も商品発売の細かい意図まで考えていないと思いますが、 なぜこんな受け答えになるのかと考えました。

 

そこで行き着いたのが、敵意帰属バイアスという心理学的状況です。

 

バイアスという言葉は偏見みたいな意味です。

 

敵意帰属バイアスに陥りやすい人

敵意帰属バイアスは攻撃性の強い人に現れがちな精神状態で例えば、車を運転していて割り込まれた際に相手が自分に対して挑発をしてきたと勘違いしてあおり運転をするなど、相手の何気ない行動に対して敵意を感じやすい性格のことです。

 

この心理的状況というのは、抑うつ的な人や否定的な人が陥りやすいというふうに言われています。

 

否定的な人というのは、相手の言動や行動に対して否定的に捉えるので、「相手は自分を陥れようとしている」と、敵意を感じやすくなります。

 

また、敵意を感じると高圧的になったり、攻撃的になったりします。

 

敵意帰属バイアスによる弊害

上記の心理状態の結果、なぜそうなのですか?と聞いているにも関わらず怒ったような態度を取ることにつながります。

 

私の印象としては、敵意帰属バイアスに陥りやすい人というのは自信がない人にも当てはまると考えています。

 

自信がないからこそ自分の発言に異を唱えられると自分の意見をひたすら述べて反論の余地を無くしたり、大げさな話をしたり、都合のいいように話を解釈したりします。

 

敵意帰属バイアスに陥った状況では建設的な話はできず、上司部下共にストレスを感じた状態で仕事をすることにもなるため、当然生産性はガタ落ちです。

 

組織の利益のためにも自身の心のためにも、なんとかこの心理状況は抑えたいところです。

 

敵意帰属バイアスを無くすには

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それでは敵意帰属バイアスを無くすにはどうすればいいのでしょうか?

 

目的を明確に示す

敵意帰属バイアスに陥っている時にはその人の中で目的が定まっていない場合が多いと思います。

 

これは本記事でも紹介した商品発売の理由とも重なりますが、プロジェクトに携わる全メンバーがその商品を発売する真の目的(建前ではなく)を認識し、疑問が出てきた場合にもそれに明確に答えられるようにしておくことが大切です。

 

これができなくなった途端に敵意帰属バイアスが発生してしまいます。

 

とはいえ、性格的にキレやすい人とかすぐにつっかかってくるタイプもいると思います。

 

そういう人にはどのような対応をするのがいいのでしょう?

 

自身を持たせてあげる

敵意帰属バイアスに陥りやすい人が後輩や部下にいた場合には自身を持たせてあげるのが効果的です。

 

上にも書きましたが、敵意帰属バイアスは自信のなさから出てくることが多い心理状態でもあるので、根本的に変えようと思うと自信を持たせられるような仕事の割り振りをするなどの対策をとるのがいいでしょう。

 

逆に上司がこういうタイプだと厄介で、自信を持たせるのはほぼ無理だと思うので、 極力返事に困るような質問は控えるということとこの人は敵意帰属バイアスに陥りやすい人なんだと自分の中で消化してしまうのが賢明ではないかと思います。

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

今回は敵意帰属バイアスという心理的状況が会話ややりとりの中での不条理を生み出すことがありますという話をさせて頂きました。

 

みなさんもいままでにこのような経験をされたことがあると思います。

 

私自身は自分がこのタイプで、上司のアドバイスを素直に聞けなかったり、すぐに反論したりしていました。

 

しかし、ブログや副業などを通して自信(根拠はない)をつけることで、今では上司の指摘も以前と比べると随分素直に聞くことができるようになりました。

 

敵意帰属バイアスから脱却して効率のいい社会人生活を過ごしたいですね。

 

それではまた!

仕事が楽しくない、やりがいが持てない人のための副業

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先日、私が所属している会社で後輩の上司に対する愚痴や仕事の愚痴を聞いていて思ったことがあったので、シェアしたいと思います。

 

サラリーマンなら誰しも愚痴の一つや二つは持ったことがあると思います。この記事を読まれている方は間違いなく持っていると思いますが笑

 

そんな中で楽しさややりがいを持っている人が多くいることも事実です。

 

それでは人生の大部分を費やす「仕事」において楽しさややりがいを見出せない人はどうすればいいのか解説します。

 

動画でも解説しています。

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目次

 

 

 

 

人はどういう状態が一番成長できるのか

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まず大前提として、人間が大きく成長できるタイミングというのは楽しく、やりがいを持ってそのことに取り組んでいる時だと私は考えます。

 

スポーツでも無理矢理やらされていても大きく成長することは出来ませんよね?それではテキトーに練習して、たまにはサボってという繰り返しになってしまいます。

 

サボれないような恐怖指導の元にあっても、コーチの指導を素直に聞けなかったりといった弊害が生じるので一つのアドバイスから吸収できることの量は減ってしまうのではないでしょうか。

 

つまり、練習量を増やし、指導者からのアドバイスを素直に聞き入れ、最大限自身の能力を向上することに時間を使うためには、楽しみながら、達成感を持ちながら、自信をつけて初めて大きく成長することができるというわけです。

 

仕事もスポーツと同じ

仕事はスポーツとは違うだろうと思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、仕事もスポーツと同じでその仕事に必要なスキル(営業マンならコミュ力や問題解決能力など)は量をこなして、アドバイスを素直に聞き入れ、反省して初めて身になっていくものです。

 

この仕事がめんどくさいとか上司がうざいとか考えている人は大きな成長は出来きません。

 

一方では、仕事を楽しくやりがいを持って取り組んでいる人、例えば営業であればお客さんとのやりとりに楽しさを感じたり、どうやったら商品を買ってくれるのかを常に考えたりする人がいます。

 

この二人のどちらが将来大きく成長しているかは考えなくてもお分り頂けると思います。 同じ年数勤務していても、考え方や行動一つでその人たちの人生は大きく違ってくるわけです。

 

素晴らしいあなたの若い期間を上司や仕事への不満に時間を使っている余裕はありません。

 

勤務する環境を変えてみる

どうしても今の仕事に不満が出てしまうのであれば、働く環境を変えることも考えなければいけません。

 

すぐにやめて自分がやりがいや楽しさを感じれる職場に転職しましょう。

 

とはいえ、すぐにやめてもやりたいこともないし、次の職場でも同じような境遇が待っているのでは、もしかしたらさらに労働環境が悪化するかも・・・と不安になる方も多いと思うので、もう少し深掘りして考えます。

 

 

日本の労働環境について

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過去

「最近の若者はすぐに辞める」というふうに言われて久しいですが、これは若者が怠けているというだけではなく、昔と今での社会の構造上の違いが関係しているとも言われています。

 

昔は携帯やパソコンも今のように普及していない時代でしたから仕事の内容はシンプルでした(かつ無駄な作業も多い)。

 

採用も積極的に行い、新人もどんどん入ってくるので、すぐに後輩が入ってきて雑用を振ることができました。

 

現在

それでは現在どうなっているかというと、政府としても雇用を守る必要がありますから、簡単にはリストラ状況を作り、過去の大量採用時代の中高年が溢れかえっている状況です。

 

会社としてはやる気のある若い新人を積極的に取り入れたいでしょうが、中高年の人員整理したくても出来ない状況なので、新人採用を減らすことで人件費の帳尻を合わせます

 

さらに携帯電話やパソコン、ソフトウェアなどの情報インフラの発展に伴って仕事内容も複雑化し、雑用的な事務仕事も多くなってきていますので、後輩が入ってこない以上、若手社員は長期にわたって雑用を押し付けられることになります。

 

雑用中心の仕事(上司はそうは思っていないと思いますが)に長期間携わってきた結果、仕事にやりがいを感じられず退職するというのも不思議では無いと思います。

 

このような社会の構造上の理由から若手社員のモチベーション低下によって若手の成長機会が奪われていっている状況が大きな問題点であると考えられます。

 

未来

最近になって中高年のリストラブームというか45歳以上定年説(早期退職)のような考え方も出てきており、若手社員の雇用強化を進める動きが出てきているのも事実です。

 

あの世界的自動車メーカーであるトヨタですら、終身雇用を続けることは難しいと発表したくらいですから、今後この流れは強まっていくと思います。

 

この流れが強まっていけば、今後若手社員の働きがいや仕事の楽しさにも繋がっていき、大きな成長を遂げる若者が増えてくるんじゃないかと私は考えています。

 

ただこの考えが一般的になるには数年〜十数年はかかるので、今まさに仕事にやりがいを感じていない20代〜30代はどうすべきなのかお伝えしたいと思います。

 

 

現在20代〜30代前半の会社員は副業をすべし

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結論から言うと副業をしましょうということです。

 

若者の成長機会の消失やモチベーション低下は成功体験のなさや仕事のやりがい、楽しさのなさによるものだと考えています。

 

これを副業で補おうと言うのが私の主張です。

 

私自身、入社5年目になって仕事のやりがいや楽しさ、自分の存在意義に疑問を持ち、何か世の中に発信できるものはないかともがいていました(株の勉強や不動産の勉強など、お金もないのに無駄な足掻きもしていました笑)。

 

2019年からホームページ作成を副業でできないかと考え、htmlやcssといった言語を勉強していたのですが、 2、3ヶ月勉強してみたところで実際にホームページという形にして世に出したいと思うようになりました。

 

そこで、知り合いのお店をしている方に無料でいいからホームページを作らせてくださいとお願いしたのですが、快く引き受けてくれ、実際にホームページを作らせて頂くことになりました。

 

作っていく中で様々な障害がありますが、全て学び直して真剣に取り組めば完成までたどり着けます

 

副業をするかどうかで足踏みしている人は、おそらくここに恐怖を感じているのだとおもます。

 

「もしもできなかったらどうしよう。」とか「時間が無駄になったらどうしよう」と考えてしまうのです。

 

どうしても自信が持てないのであれば、今回の私の例のように最初は無料でもいいから何かをやってみるといいと思います(例:自作のアクセサリーを誰かに作る、誰かのYouTubeの動画編集をしてあげる、ヤフオク出品代行をしてみるなどなど)。

 

 

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話を戻しますが、私が作った完成品を実際にWeb上にアップして、依頼主(依頼したのはこちらですが笑)に見て頂いた際に大変喜んで頂き、無料で作ると言っていたのに報酬まで頂きました。

 

これは僕自身の大きな成功体験となり、次のチャレンジも成功させられるという自信にも繋がりました。そしてさらに、本業にまで影響があります

 

この副業での自信は本業での自信にも繋がり、これまで多く抱えていた本業での不満がほとんど解消されました。これはなぜか分りませんが、自信につながったことが大きいと考えています。

 

副業が私にもたらしたものは、「仕事の楽しさ」「やりがい」「自信」「能力」「お金」でした。

 

お金に関しては本業一本でも、借金さえなければある程度は貯められると思いますが、自信や能力に関しては、どの企業に就職するかどの上司の下につくかといった「ガチャ」なので、企業ガチャや上司ガチャに頼らなくても済むように、若年層の社会人は副業をすべきです。

 

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

今、仕事で不満や悩みを抱えている若年層の方は多いと思います。その不満や悩みの元はお金だけではなく、仕事の楽しさややりがいのなさ、将来への不安などいろんな要素が元となっていることがほとんどです。

 

副業はそのいろんな悩みのタネを間違いなく払いのけてくれます。

 

もしかしたら副業が軌道に乗って独立する人もいるかもしれませんし、その仕事内容で転職する人もいるかもしれません。

 

いずれにせよ副業は本業に不満を抱えている人の助けになることは間違い無いので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

持ち家派?賃貸派?迷ったら家は買わないほうがいい

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家族ができたらマイホームを持つ・・・。

 

こんな話を親や会社の上司などから聞くことはないでしょうか?

 

そうではなくても自然とそのような考え方が染み付いている人も多いのではないかと思います。

 

しかし、不況が続く日本において持ち家を持つことは本当に最善の策なのか?

 

そんな疑問を持つ方のために、今回は持ち家を買うべきか賃貸にすべきか私なりの考えをお伝えしたいと思います。

 

動画でも解説しています。

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持ち家を持つべきとの考えが世の中に浸透している理由

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持ち家を持つことを人生の目標と考えている人がかなりの数いるのではないでしょうか?

 

持ち家を持つことは、人生の一つのイベントに過ぎず、それを目標とするのは何か違う気がします。

 

それではなぜ、私たちは持ち家を持つことに憧れるのでしょうか?

 

私たちの親以上の世代(60代以上)が働き盛りの時代は家族が出来たら家を買うのが当たり前の時代でした。

 

これには高度成長やバブルに伴う中間層の増大や地価高騰、不動産資産の保有目的や国の政策による持ち家に対する優遇制度など様々な時代背景が関係しています。

 

その世代の人たちが定年退職を迎え、退職金と住宅ローンを払い終わった持ち家を持って余生を暮らしているので、老後も安泰という考えが広く浸透するのもわかる気がします。

 

その親に育てられた私たち(私たちの親世代)は無意識のうちに家を買うのが当たり前という考えになるということです。

 

しかし、バブル崩壊後、地価も下がっている状況において持ち家を持つことが本当に有利なのでしょうか?

 

持ち家のデメリットと賃貸のメリット

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賃貸か持ち家かの議論で、場合によるとの情報がかなり多いので、かなり偏った内容になってしまいますが、一般的な中小企業に務めている若年層(独身〜子供がいない)に向けて私なりの見解を紹介したいと思います。

 

最近になって、賃貸派も多くなってきており、中には賃貸すらせず各地を放浪するノマド生活的なことをする人まで現れています。

 

肌感覚として賃貸派と持ち家派に2分している感じがあるので、僕なりの見解を以下2点ご説明したいと思います。

 

購入すれば最終的に自分の持ち物になることが完全なメリットになると考える幻想

②賃貸のメリットを軽視しているという点

 

 

購入すれば最終的に自分の持ち物になることが完全なメリットになると考える幻想

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「購入すれば最終的に自分の持ち物になる」

 

こんな謳い文句を見たり、聞いたりしたことがありませんか?

 

車で運転してたら不動産屋の看板に賃貸よりも月々の支払いが安く、しかも払い終わったら自分のものになる!」みたいな広告が出ていたりします。

 

家を買った友達とか親戚とかからも家賃は払っても何も残らないけど、家を買えば最終的には自分のものになるというアドバイスをしてくる人もいます。

 

しかも、最近は住宅ローン減税という国がマイホームの購入を勧める政策を打っていたりするので、家購入派には追い風のように感じます。

 

これを聞くと、家を買った方が得だよねと考えても無理はありません。実際私がそうでした(買っておいてその判断を批判するのもおかしいですが・・・笑)

 

それでは家は買った方が得なのか?

 

結論としては売る時にならないとわからない。です。

 

マイホームは売らないものなんじゃないの?って思うかもしれませんが、ちょっと詳しく考えましょう。

 

例えば、家賃6万円の賃貸に住んでる人と2000万円の家を35年固定金利のフルローンで購入した人の場合で考えます。

 

賃貸派では35年間で家賃を2520万円支払ったことになります

もちろん何も残りません。

 

一方、購入派は金利1.5%として月々6万2千円の支払いで35年後には合計2572万円支払ったことになります。

 

ここまで見るとトータルの支払いはほぼ一緒で家を買った方が得なようにも思えます。

 

ここからが重要なところで、例えばマンションを購入した場合、修繕積立金と共益費がかかってきます。これを月々2万円払うとすると35年で840万円になります。

 

さらに、固定資産税が年間10万円かかるとすると住宅ローン減税で13年間の所得税の控除受けたとしても35年で約200万円なります。

 

すると住宅ローン以外にかかる費用として約1000万円の支払いが必要と言うことになります。

 

戸建ての場合にも35年も住めば修繕で数百万円は必要なので、このあたりの金額はほとんど変わりません。

 

仮に35年支払い終わった場合に自分のものになったそのマンションが1000万円で売れるのかという話です。

 

1000万円で売れれば賃貸の場合と支払い金額の総額はほぼ同じ

 

ここまで話すとこんな質問をしてくる人がいます。

 

「ローンの支払いが終わったら、住宅コストゼロで生活できるからプラスだろう」と。

 

今回の例では賃貸派は購入派よりも少なく見積もって年間30万円ほど浮いていることになります。

 

無駄遣いさえしていなければこの30万円を年利5%で35年間運用すると、35年後には税引き後でも約2200万円になっています。

 

この2200万円を元手に引き継ぎ年利5%(ちょっと高すぎるかもしれませんが・・・)で運用すると年間100万円を生み出してくれるので、家賃を払ってもお釣りがきます。

 

35年後に固定資産税しか掛からない無価値の持ち家を持つか、年間110万円を生み出してくれる金のなる木を持つかという話になるわけです。

 

ただし、持ち家が得な場合もあります。それは売却した際にこれまでの費用を差し引いてもプラスが発生する場合です。

 

キャピタルゲインとも言いますが、これは投資と同じです。つまり、不動産の購入は持ち家であっても投資であるということになります。

 

少子化が続きそうな日本で不動産の価値がそこまで上がるという見込みはないだろうから、今は不動産をフルローンで買うべきではないというのが私の持論です。

 

 

②賃貸のメリットを軽視している

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みなさん賃貸のメリットについて考えたことがあるでしょうか?実は、私たちがあまり意識しないだけで、賃貸にも大きなメリットが存在します。

 

賃貸のメリットは

・人生を場所に左右されないということ

・今の経済状況にあった家賃にいつでも変更が効く

という点です。

 

今の時代サラリーマンには転勤が付き物で、持ち家を持っていたら転勤できないから退職みたいなことも多々あります。

 

私の会社でもそのような人を見たことがあります(転勤できないならクビとは言いませんが・・・)。

 

今は売り手市場なので、すぐに仕事は見つかりますが、今後それもどうなるかはわかりません。

 

仕事だけじゃなく、プライベートでも離婚することだってありえます。

 

また、古くなったら新しい綺麗な家に引っ越すことができるというのも大きなメリットだと思います。

 

心機一転違う場所に住んでみることもできます。自分の人生を変えたかったら、住む場所を変えるのが一番効果的と言われるほど、引越しは人生に大きな影響を与えてくれます

 

こういう引越しの気軽さはかなり大きなメリットだ思っています。

 

最後に、経済状況に合わせて住む場所を決めれるというのも大きなメリットです。

 

例えば、こんな具合です。

・子供の大学費用捻出のために家賃を下げる

・会社のボーナスが出なくなってしまったから家賃を下げる

・妻が親の介護で働けなくなったから家賃を下げる

などなど

 

その時々の経済状況に合わせた住居選びができるというのも賃貸特有のメリットだと思ってます。

 

家を購入するという場面においては、不動産屋も持ち家のメリットしか話さないので、こういう賃貸のメリットが軽視されがちになってしまいます。

 

 

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

今回は、若年層の方々に向けた持ち家のデメリットと賃貸のメリットをお話しさせていただきました。

 

不動産屋など、家を買ってもらうことを生業としている人たちはあの手この手で家を買わせようとします。これは当たり前の話です。

 

購入する我々が冷静に考えるべき問題だということです。

 

この記事を読んで頂いたみなさんにはぜひ、常日頃から賃貸と持ち家について自分に合った考えを持っておいて頂きたいとおもます。

【社会人の知恵】ミスが多い人が取り組むべき『坐禅』

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この記事を読んでいただいているということは、ミスが多くて困っている人か周りにミスが多い人がいるという人だと思います。

 

ミスが多いと指摘を受ける機会も多く、そうするとさらに注意力が散漫になり、新たなミスにつながるという負のループに陥ります。

 

そこで今回はミスが多くて悩んでいる人におすすめの行動である坐禅について解説していきます。

 

動画でも解説しています。

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ミスが多い人はなぜミスを繰り返すのか

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ミスが多い人って、どれだけ注意されても細かなミスが発生してしまいますよね?

 

私自身小学校の頃からケアレスミスが多いと言われ続けて早29年。社会人になっても提出書類の日付が抜けているとか、押印忘れ、誤字脱字などいろんなミスに悩まされてきました。

 

社会人になると細かなミスでも上司からの指摘が続くと、結構心にきますよね?

 

ミスを極力減らしてストレスの少ない人生を歩みたいとみなさん思っているはずです。

 

そこでまずはなぜミスが発生するのかということをご説明していきます。

 

ミスが多い人は何か作業をする時に100%集中できていないと言われています。

 

これには2つのパターンがあって、将来に対するプラスの注意不足過去に対するマイナスの注意不足があります。

 

前者は、今週末の自分の趣味が楽しみで集中力が低下するとかここの得意先の売り上げを伸ばすためにどんなことをしないといけないのか集中しすぎて目の前の作業に対する集中力が低下するといったものです。

 

大半の人が後者だと思いますが、後者の場合は仕事をしながら昨日彼女にふられたこととか、上司に怒られたこととか負の雑念が頭によぎって集中力が低下します。

 

人の目を気にしやすい人も注意が必要です。上司の機嫌が悪くてずっと上司が気になって目の前の仕事に集中できないなんていうこともかなり多くの人が経験しているはずです。

 

これらは無意識にも起きるので、自分ではそんなことはないと思っている人がほとんどです。

 

しかし、実際に頭の片隅でこれらの負の感情が集中力を奪っているのは確かです。

 

わかりやすくいうと一度に使える脳の集中力には容量があって、雑念が多いとこの容量を消費してしまいます

 

すると残りの少ない集中力で作業をするので、ミスも増えるということです。

 

つまり、潜在的な集中力を上げなくても雑念が入らないように訓練できれば、集中力が増しミスも減らせるというわけです。

 

 

ミスを減らすための坐禅

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社会人になってまず小さなミスを犯します。すると上司から指摘されます。指摘されるのが嫌になり、上司から指摘されるのが嫌という感情が集中力を奪います。

 

これが積み重なってくると、ミスはさらに多くなってきます。さらに積み重なると上司からの信頼を失います。

 

すると、自信を失ってさらにミスが増え、このループが続きます。

 

このような最悪のケースに陥らないために皆様にお勧めしたいのが『坐禅です。

 

禅のような宗教的な話を聞くとなんだか胡散臭いと思う方も多いかもしれません。

 

私自身、宗教については偏見を多く持っていた側の人間なので気持ちはよくわかります。(今もどちらかというと偏見を持っていますが・・・)

 

今回の話では禅は胡散臭くないんだよということも含めてお話ししたいと思います。

 

禅について

まず禅という宗教がどういうものなのかについて書いていこうと思います。

 

禅は大きくは仏教の1つで、南無阿弥陀仏の浄土宗とか南妙法蓮華経日蓮宗とか・・・いろんな宗派がありますが、浄土宗や日蓮宗というのは念仏を唱えることで救われるという教えです。

 

キリスト教などもこれと似たような教えになります(信じるものは平等に救われるという考え)

 

神様仏様がいて、それにすがるというような考え方です。

 

いってしまえば他力本願というかそういう考えが中心にあります。

 

一方で、禅は徹底自力の宗教で無神論的ですべて自己責任という思想を持った比類のない宗教です。

 

時宗教については神様仏様にすがるのが当たり前と思っていた私にとっては禅の考え方には驚かされました。

 

現在の社会の風潮として成功するかしないかはすべて自己責任的なリベラルな流れがありますが、こういった現代の時代背景にも禅はかなりマッチしていると思ってます。

 

皆さんご存知のスティーブ・ジョブズもまた、禅の考え方に魅せられたという話は有名ですね。

 

坐禅は、禅の最も基本的な修行の一つであり、これが集中力を高めることにも役に立つと知れ渡って行きました。

 

坐禅がなぜミスをなくすのか

それではなぜ坐禅をすることでミスがなくなるのかという話をします。

 

その前に一度、座禅を組んで呼吸の回数を数えてみてください。

 

坐禅の組み方については人それぞれあるようですが、基本的には両方の足の甲をももの上に置くあぐらのような形を作ります。

 

この組み方をすると自然と背筋が伸び、右足左足の区別が付きづらく一体になる感覚があると思います。

 

手はヘソの前で円を作るようにします。(両手を膝の上において金マーク?笑のようなものを作る形もよく見かけますが、本来はヘソの前で円をつくるようにするのがいいようです)

 

この姿勢で目を半開きもしくはつむって息を数えることを数息感といいますが、初めてする方は恐らく100回まで数える集中力が持たないと思います。

 

数えている最中に眠くなったり、その他のこと(上司の顔、仕事の内容、趣味など)が思考に入ってきたら、呼吸の数を数えることに思考を戻します。

 

これが戻らなくなり、次から次へといろんな思考がまとわりついてきたら集中力がなくなっているということです。これが仕事中にミスが発生する理由だと私は考えています。

 

坐禅を続けていくことで、一点に集中する力が養われ、雑念を払う技術をつけることができます。心を鎮める効果もあります。

 

私自身、ミスがかなり多いことで社内で有名だったのですが、座禅を習慣にしたことでまず数息感が楽に100回数えられるようになり、仕事でも集中して1つの作業をできるようになりました

 

すると、上司からの指摘も減り、悪循環が好循環になっていき、仕事も楽で効率よく、評価もよくなっていったように感じます。

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか

 

禅の修行としての坐禅というのは心をフラットな状態にして、ありのままの今の状況を俯瞰する力をつけるのに役立ちます。

 

心をフラットな状態にするというのは、思い込みや頑固さを無くすということでもあります。

 

何事も始めたばかりの時の気持ちという意味で初心という言葉がありますが、坐禅はまさに初心を養うような修行です。

 

初心を忘れず、常に様々な考え方を受け入れ、柔軟に自分の思考を変えていくのにも坐禅は効果的です。

 

1日10分ほどあればできるので、是非坐禅を日々の習慣にしていってもらいたいと思います。

 

 

【読書必須】本を読むべき4つの理由 

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みなさんは本をどれくらいの頻度で読んでいますか?

 

私は1週間に1冊くらいで、年間60冊ほどの本を読みます。

 

巷では「成功するには絶対本を読んだほうがいい」と言われていますが、なぜ本を読んだほうがいいのかという点についてはあまり触れられていませんよね?

 

そこで今回は一般人以上には本を読んでいる私が思う、本を読んだほうがいい理由を4つお伝えしたいと思います。

 

 動画でも解説しています。

youtu.be

 

 

 

 

 

1.自分の知らない世界、考え方を学べる

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学生時代には親、先生、同級生といった身近な人から学びを得たり、情報を得たりと狭いコミュニティでの世界のみで生きていくことができました。

 

しかし、大人になり社会人になると年齢も文化も国籍も違う多様な人たちとの関係性を築く必要があり、その中で自分の人生をどういうものにしていくか考えていく力が必要になります。

 

狭い世界で生き、狭い視野しか持っていなければ、このような社会で生きていくことは困難であり、無意識のうちに自分の可能性も狭めてしまっている可能性があるのです。

 

それでは広い視野を持ち、多様な考え方を持つにはどうすればいいのでしょうか?

 

社会人になったばかりの人にとって、世間のことについて学ぶとしたら会社の上司や取引先の人達くらいしかいません。

 

SNSなどの情報発信サービスも効果的ですが、あなたについてよく知っていて、アドバイスをくれるのは身近な上記のような人々でしょう。

 

しかし、その上司が多様な考え方や広い視野を持っているでしょうか?

 

上司が本をたくさん読む博識な人で聞く力も申し分ないような人ならばいいのですが、月に1冊も本を読まない上司も多いのではないでしょうか?

 

上司に限らず、日本人の50%近くは読書の習慣すらないそうです。

 

つまり我々が世の中のこと(相対的に見て自分がどういう状況なのかなど)に関して得られる情報は、テレビでの情報や上司の考え方、得意先の考え方などのいわゆる素人の考え方しかインプットしていないわけです。

 

そのような人にあれこれ教えてもらってもそれが自分に合った考え方なのかどうかもイマイチ判断ができません。判断材料がそれしかないからです。

 

仮に上司が視野も広く、考え方も柔軟だった場合ならどうでしょうか?

 

それでも安心はできません。その人と馬が合わないという場合には素直に話を聞けなかったりもします。

 

身近な人から教えてもらうというのは人間関係の問題も生じてきます。

 

これに対して、本を読む場合にはその道のプロが様々な参考文献やデータを集めて本にしている場合が多く、その情報価値が高いことがほとんどです。

 

また、人間関係についても考える必要はなく、素直に受け入れられるかという点に関して言えば、著者は会ったこともなければ話したこともないわけで素直にその内容を吸収できるというわけです。

 

多様な考えを持つことができれば、不確定なことが多い将来についての備えにもつなげることができるでしょう。

 

もちろん鵜呑みにするのはよくありませんが・・・

 

 

 

2.自分が今抱えている問題を解決できる

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みなさん誰でも大なり小なり問題を抱えていると思います。

 

その問題を解決するときにみなさんはどうやって解決していますか?

 

だれかのブログ?だれかのツイッター?だれかのYoutube?それとも身近な人でしょうか?

 

問題解決については本を読むことの大きな価値であり、本を選ぶときの最も大きな動機がこの「問題を解決したい」という気持ちでもあると考えています。

 

1つめの理由でも書きましたが、本に書かれてある内容はその道のプロが様々な情報をもとに書いているので、その内容を実践すれば、問題解決できることが多くあるわけです。

 

僕自身、後輩指導や人の話をよく理解するための聞く技術となど様々なことを学びました。

 

自分の成功体験を持つことができれば、人に伝えることもできますし、さらなる課題に向かう糧にすることにもなります。

 

もちろんその情報が自分に合っているかどうかは試して見ないとわからないので、本で情報収集したら、実際に行動するのが重要です。

 

これについてはまた別の機会に書くこととします。

 

 

 

3.自分はこれから何をすべきかヒントを得られる

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今後の自分の人生を充実させるために何をすべきなのか、ルーティン作業を続ける毎日の中で意識することができますか?

 

日々の雑用に忙殺されて、家に帰ったらだらだらテレビを見る。休日は疲れ切って一日中布団の中・・・なんて人も多いと思います。

 

本を読むことで今自分がやるべきことが何なのかヒントを得ることができます。

 

最新の本、特にベストセラーになったような本には時事的な経済状況、働き方の状況について書かれていることも多く、そこから自分に合った人生プランが浮かんでくることも少なくありません。

 

考え方だけではなく、技術的なヒントも得られるかもしれません。

 

例えば投資に関する本を読んだとすると、不動産投資もあれば株とか為替のようなペーパーアセットもあり、それぞれのメリット、デメリットが書いてあったりします。

 

それを読んで自分ならどうすべきかを考えるヒントになるわけですね。

 

豊かな人生を歩む上で、選択肢が多いことに越したことはありません。

 

選択肢を増やすには、上質な情報を収集することが必須です。

 

本を読まなかったら気付かなかった、ほんとうにたくさんの情報や考え方が世の中の本にはたくさん詰まっています。

 

 

 

4.次に読みたい本に出会える

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ここまで本を読む理由をお伝えしてきましたが、最後に次に読みたい本と巡り会える話をしたいと思います。

 

そもそも本を読まない人のための記事なのに、こんなことを書くのは本末転倒な気がしますが、これも立派な読書のメリットでもあるので書いておきます。

 

本を読んでいると、著者がおすすめする作家や著書が紹介されていることも多く、その内容について詳しく知りたくなることが多々あります。

 

すると、共感できる考え方や尊敬できる考え方を持った著者や著書の存在を知るきっかけにもなる。

 

どんな本がいいのかというのは人それぞれで、文章の書き方の好き嫌いや考え方の好き嫌いも影響してくるので、本を読むことで多くの著書に触れることができるのは素晴らしいことだと思います。

 

僕がこのような考えを持つきっかけとなったのは佐藤優さんの著書で、そこで紹介されていた「タックスヘイブン」という小説が面白そうと感じて購入したことでした。

 

この小説を読んで著者の橘玲さんのファンになり、そこから橘玲さんが執筆したお金に関する本を読み漁るようになりました。

 

本を読むのに慣れてくるとどんどん次の本を読むようになるので、まずはぜひお気に入りの1冊を見つけて読み始めてもらいたいと思います。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、本を読むべき4つの理由についてご説明してきました。

 

最後に本を読むにあたって重要なことをお伝えしたいと思います。

 

それは「読んだら行動につなげる」ことです。

 

本は読んだだけでは何の役にも立ちません

 

そこで得た知識を自分の行動に落とし込んで初めて自分の力になると考えています。

 

たくさんの本を読む必要はないので、おきに入りの本を見つけて、その本を参考にみなさんの人生が素晴らしいものになることを願っています。

 

 

 

【体内時計】1日のパフォーマンスが悪い時に体の中で起こっていること

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みなさん、なぜか今日は頭の回転が悪い気がするなんて思ったことはありませんか? 

今回は、その理由の一つとしての体内時計について分子レベルで解説していきたいと思います。

 

動画でも解説していますので、こちらも合わせてどうぞ。


【体内時計】その仕組みと狂った場合のリセット方法を詳しく解説


 

 

目次

 

 

 

体内時計って?

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みなさん、体内時計ってご存知ですか?概日リズムなんて呼ばれたりもします。

 

詳しくは知らなくても名前くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

 

 

身近な例でいうと夜になると眠たくなるとか、時差の大きな海外に行くと時差ボケを起こすとかそういうのをイメージしてもらえるとよくわかるかなと思います。

 

夜になったから眠たくなるんじゃなくて、体の中で何かが24時間を刻んでいるんですね。

 

徹夜して昼の2時とかまで寝た日には、なかなか眠たくならなかったりすると思います。

 

暗くなったから眠たくなるわけじゃないのが想像していただけるかと思います。

 

体内時計の役割

体内時計は、眠さだけじゃなくて、脳の回転にも関わるので、体内時計が狂うことで仕事の効率が悪くなったり、判断力が低下して思わぬミスが発生したり、僕たちが生活する上でいろんな悪影響があります。

 

体内時計をしっかり意識して規則正しい生活を送ることは本当に大事なことです。

 

 

 

体内時計の分子メカニズム

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生物がいかにして体内で24時間を刻んでいるのか、そして体内時計をリセットする方法も併せてご説明していきます。

 

体内時計を考える上での基本的なイメージとしてフィードバックループという概念があります。

 

フィードバックループとは?

 

フィードバックループの意味について、パン屋さんに例えて説明して見ます。

 

あるパン屋さんではパンを作るパン職人とパンを販売する販売員さんがいます。

 

当たり前ですが、パン職人さんはパンを焼いて、店頭に並べていきます。

 

販売員さんはそのパンを販売していきますが、だんだんパンが余ってきました。

 

すると販売員さんはこれ以上焼かなくてもいいですよ、とパン職人さんに指示を出します。ここでパン職人さんはパンを焼くのをやめます。

 

このパン屋さんではこのループが続くことになりますが、このような流れをフィードバックループと言います。

 

このフィードバックループを生物の体を構成する細胞に落とし込んでみます。

 

体内時計におけるフィードバックループ その1

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細胞にはDNAが含まれていることは皆さんご存知だと思います。

 

そして、DNAの情報をもとに数々のタンパク質が合成されて生物は生命活動を維持しています。

 

体内時計はフィードバックループとタンパク質の合成を巧みに利用して機能しています。

 

最も基本的な体内時計の仕組みとしてCLOCKというタンパク質が関わるフィードバックループがあります。

 

クロックっていう名前がついているのが、まさに時計っていう感じで面白いですね。

 

このCLOCKというタンパク質は、BMAL1というタンパク質と結合して二量体で存在します。

 

この二量体は、DNA上にある、E-BOXと呼ばれる位置に結合し、PERとCRYと呼ばれるタンパク質の合成を促進します。

 

そしてこのPERとCRYが結合し二量体を形成すると、CLOCKに働きかけてその働きを抑制します。

 

このループがなんと24時間で1周するんです。

 

生物の体って本当にうまくできています。

 

ここまでは最も基本的な体内時計の仕組みでしたが、実際にはこんな単純な構造にはなっていません。

 

実際にはもっと多くのタンパク質が絡み合っています。

 

 

体内時計におけるフィードバックループ その2

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現在わかっているだけでもこんな感じに複雑にいろんな遺伝子が絡み合って体内時計を形成しています。

 

 

これだけ多くのタンパク質が、体内時計を調整しているからこそ、体内時計は狂いにくく安定していると言われています。

 

さっきのCLOCKの例のように一つのループで体内時計を構成していたら、CLOCKがちょっとでも狂っただけで、体内時計は崩壊してしまいます。

 

 

 

体内時計が狂ったらどうなる?

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それではこの体内時計が狂ってしまった場合は狂い続けるのでしょうか?

 

例えばいつも夜9時に寝る人は、毎日9時頃に眠たくなると思いますが、この人が夜12時に寝る生活に変わった場合には体内時計が3時間ずれることになります。

 

しかし、2、3日もすればその生活に馴染みますよね?時差ボケを起こした人も2、3日もすれば馴染みます。

 

体内時計を狂わせる生活を送った場合には、どのようにしてリセットするのか見ていきましょう。

 

体内時計リセットの鍵は光

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ここで重要な鍵を握るのが”光”です。特に朝日であることが重要であると言われています。

 

朝から活発に行動するためには、カーテンを開けて朝日を浴びよう!みたいな話を聞いたことはありませんか?

 

この話の根拠が体内時計のリセットにあったんですね。

 

暗い環境から朝日の光を浴びると、網膜視床下部路に存在するニューロンが刺激されてPACAPとグルタミン酸という物質が放出されます。

 

この二つが視交叉上核ニューロンを刺激して、体内時計に重要なPERというタンパク質の合成を促して、PERの濃度が急激に上昇します。

 

つまり、どんな生活を送っていてもPER濃度MAXの脳に引き戻すことができるというわけです。

 

この働きが体内時計のリセットを成し遂げる仕組みというわけですね

 

その他の体内時計リセット方法

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光が体内時計のリセットに重要なんですが、実は体内時計は脳だけで起こっているわけではなくて、肝臓のような全身の器官で起こっていることがわかっています。

 

脳での体内時計を中枢時計というのに対して、全身での体内時計は抹消時計と言われています。

 

その一例を挙げると、TGF-βやアクチビンというタンパク質が増えると、体内時計に関わるDECというタンパク質の合成が促進されます。

 

つまり、体内時計をリセットする方法としては、このTGF-βの増加させるために運動をすることが効果的であると考えられるわけです。

 

全然寝ていない日でも、活動し始めると1日普通に仕事できたりしますが、体内時計のリセットによるものなんですね。

 

体内時計が狂い始めていると思い始めたら、体を動かす!というのをおすすめします!

 

 

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

 

今回は体内時計について分子レベルでわかりやすくご紹介させていただきました。

体内時計が分子レベルで解明されているなんて面白いですよね!

 

ではまた!