【技術】装着することで汗の情報がわかる技術がすごい
いよいよ夏も本番になってきましたね。
今日もマジで暑かったー・・・。
関西地方では明日が梅雨明けとのことで、夏男である僕は今からそわそわしております。
夏といえばみなさん何を思い浮かべるでしょうか?
海、、、山、、、川、、、夏休み、、、海外旅行、、、すいか、、、
、、、
そうです!今日は”汗”についての技術をご紹介します!
目次
汗にはいろんな物質が含まれる
ミネラル類
みなさん汗にはいろんな物質が含まれていることをご存知でしょうか?
スポーツなどをして汗をかくと、水分補給の他に「塩分の補給もしないといけない」ということは聞いたことがあると思います。
僕も学生時代、部活に行く時にはお茶はもちろんのこと塩飴的な飴も持っていかされていました。
↓こんなやつ
これはすごく正しいことで、汗中には水分の他に塩分(ナトリウム)をはじめとするミネラル成分が多く含まれているんです。
発汗によってこれらのミネラル分が欠乏すると、体内の液成分(血液や組織液など)の濃度が薄くなってしまうために、体は血液や体内の水分量を少なくしようとします。
その結果、血液の循環が悪くなってしまい、貧血や頻脈、ひどい疲労感などを引き起こすことがあります。
また、ナトリウムは筋肉の収縮にも関係しており、運動中のミネラル不足により筋肉の痙攣を引き起こすこともあります。
つまり、汗をかいたら塩分を摂るというのは非常に重要なことなのです。
代謝物
汗には他にも重要な物質が含まれていることが知られています。
汗中には生命活動をする上で発生する尿素やアンモニア、運動に伴い生産される乳酸といった代謝物も含まれるということがわかっています。
これは、汗を流すことでデトックスができると言われる所以ですね。
このように、汗は水分を体外に出すことで体温を下げる効果の他にも、体内の物質を体外に排出する効果を持っているわけです。
汗を利用した健康状態の測定
これらの汗を介した排出物を利用した健康状態の測定ができないかという新たな健康管理の方法探しが研究者の間で行われています。
その一環として、日頃の活動中に汗中の物質を測定する技術というのが注目を集めています。
バークレー大学の研究((Invited) Wearable Sweat Sensors)によると、リストバンド型の薄いセンサーを腕につけることで、汗に含まれる物質やphといった情報などを測定することができるという技術が報告されているんです。
この技術が、誰でも使用できる道具として実現すれば、健康情報をリアルタイムで管理することが可能になります。
そのためには、健康管理に必要なマーカー(この物質があるとこういった病気のリスクが考えられるなど)の情報収拾が必須となりますが、
これまで健康管理のためには尿検査や血液検査など手間のかかる検査が必要であったため、
今後は健康に関して目に見える形で自分の健康を管理できる時代がやってくるのかもしれませんね。
腕時計にこの健康管理のセンサーが付いていて、スマホでいつでも自分の健康状態をチェックするなんていう時代もくるかもしれません!
近未来的な健康思考の時代がやってくるのも時間の問題かもしれません!
それまでは、目に見えない健康を追いかけましょー